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木造日朝上人坐像
(もくぞうにっちょうしょうにんざぞう) |
台東区有形文化財〔彫刻〕(平成15年3月登載)
台東区谷中 本寿寺
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日朝(1422〜1500)は室町時代の日蓮宗の僧で、寛正2年(1461)身延山久遠寺11世貫首に就任し、久遠寺の発展に努めました。その功績には、@久遠寺の現在地への移転と諸堂宇の整備・拡大 A教学の総合研究と整備 B祖書の収集書写と注釈書の執筆 C身延山の年中行事・月行事などの制度の確立などが挙げられます。
また日朝は患った眼病を自ら克服したことから、眼病守護の信仰がうまれ、江戸時代を通じて隆盛しました。本像に対しても眼病守護の信仰があったらしく、本寿寺には眼病守護札の版木が残されています(台東区有形文化財)。
本像はヒノキ材の寄木造で、着衣部の文様は胡粉〈ごふん〉を盛上げて彩色を施しています。日蓮宗の祖師像として定型化された形ですが、彫技は堅実で17世紀を下らない制作と思われます。像本体に銘文はありませんが、厨子に記された銘文によれば、大正12年(1923)9月1日の関東大震災で祖師堂が潰れ、本像が被災したため、29世住職日昌によって修理されたことがわかります。 本像は本格的な制作技術を用いた江戸時代初期の作品で、簡略化されていく中でも、堅実な彫技を見ることができ、当時代の様相を知る上で貴重な作品です。
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