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木造日蓮上人坐像
(もくぞうにちれんしょうにんざぞう) |
台東区有形文化財〔彫刻〕(平成15年3月登載)
台東区谷中 本寿寺
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本寿寺は京都本圀寺末に属し、栄源山と号する日蓮宗の寺院で、慶長19年(1614)に神田寺町(現在の千代田区)に創建され、慶安3年(1650)に現在地に移転しました。
日蓮宗寺院では、日蓮上人像は宗祖の像として大切にされています。本像も本寿寺の本尊として、本堂の須弥壇上に安置されています。
本像は、僧綱襟〈そうごうえり〉という後ろの襟が高い法衣〈ほうえ〉を着して七条袈裟〈しちじょうけさ〉をかけ、左手に経巻、右手に笏を持って坐しており、定型化された日蓮上人像を表しています。ヒノキ材の寄木造で、表面には胡粉地の上に彩色が施され、玉眼〈ぎょくがん〉が嵌め込まれています。なお、持ち物や彩色は後の時代に補われたものです。穏やかな表情、柔らかな衣文の線などに質の高い彫技が見られ、作風から室町時代後期の作品と思われます。 本像は本格的な制作技術を用いた中世末の作品です。区内に現存する中世の祖師像は少なく、同時代の様相を知る上で貴重な作品です。 |