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木造聖徳太子孝養像 (もくぞうしょうとくたいしきょうようぞう) |
台東区有形文化財〔彫刻〕(平成13年度登載)
台東区竜泉 西徳寺
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西徳寺の聖徳太子孝養像は像高71・3cm。髪は中央で分け、角髪{みずら}に結っています。衣装は袍を着し、袈裟を右肩に着け(褊袒右肩)、左肩前で吊っています。横被は肘下へ回し、右手首下でその端を左手で押さえています。右手は胸前で柄香炉を持ちます。裳を着け、沓を履いて両足をそろえて立つ、聖徳太子の孝養像として形式に則った像です。 西徳寺は京都仏光寺末の浄土真宗寺院です。寛永5年(1628)に本郷金助町(現文京区本郷3丁目)に起立し、天和3年(1683))に現在地に移転しました。孝養像は本堂内、左側の須弥壇に安置されています。当寺に現存する資料には、この像の伝来を示すものはありませんが、『御府内寺社備考』の西徳寺項に 太子堂 三間四方 同拝堂 四間三間 聖徳太子像 運慶作 丈二尺三寸五分 右相州藤沢之住加藤何某所持ニ候処享保五年 八月廿一日慶想ニ依当寺奉納有之候
とあり、この聖徳太子像の丈は本像の像高にほぼ符合します。両者が同一の像であるならば、造立後のある時期、相模国藤沢の住人加藤某の持仏となり、享保5年(1720)8月に西徳寺に奉納されたものです。しかし、加藤氏と当寺との関係や「慶想」の内容などは不明です。 本像は、面相や衣文の作風から17世紀末の制作と考えられ、その造形は堅実な彫技によって表現されています。区内に現存する聖徳太子像の中では、古い制作年代に属し、優れた作品のひとつとして、貴重です。
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