家庭・地域・学校の教育の連携

                                  校長 池谷 美佐子 

10月30日から二学期のバイキング参観週間を実施しております。今週末11月3日は文化の日であるとともに、11月の第一土曜日ということで毎年この日が「東京都教育の日」とされています。本校ではこの日をバイキング参観週間の最終日に位置付け、道徳授業地区公開講座を開催して、保護者・地域の皆様方と児童の心の教育について意見を交換し合う日といたします。多数の方々にご参加いただきたくどうぞよろしくご協力の程お願いいたします。

日頃より保護者の皆様や同窓会・地域の皆様方には本校の教育活動に関連して様々な機会に児童に親身なご指導をいただき誠にありがとうございます。保護者の皆様や同窓会・地域の皆様と学校教職員の三者が協力的なかかわりを積み重ねることは、親しさや理解が深まり、互いの信頼を高め合うことになるといえます。これは取りも直さず児童への教育の向上にかかわることと考えます。

ところで、かつて読んだドイツのある教育哲学者の著書のなかに人間の生と4つの空間的領域との関係が述べられていました。その4つの領域とは、1つは自分の住む家屋です。家族と一緒に安心して暮らす家屋はやすらぎと安全性の領域であり、愛情と相互信頼の人間関係が成立している領域です。その2は、自分の住む町や自分のよく知っている親しみのある町、あるいは仕事に従事するために出かけていく空間。学校もここに入るといえます。この領域は、他の人々と力を合わせることをはじめ、人間相互の様々な関係が存在します。家屋が私的な領域であるとすると2つ目の領域は公共的な領域といえます。この他、その3は全く見知らぬ土地のように未知の領域です。不安や孤独を感じることがあっても、人は新しいものを学びたいと思ったり自分の力をさらに高めたり伸ばしたりしたい時この領域をめざすのです。そしてその4は、はるか彼方に見える美しい山なみに心を引かれるように、あこがれを感じ、何時か行ってみたい、あるいは自分もめざしてみたいと感じるような遠方の土地とでもいえる領域です。この4つの空間的領域が相互に正しく釣り合っているときに、人間の生が正しい仕方で展開され、健全に維持されるのだと書いてあったように記憶しています。

とりわけ児童期の子どもにとっては、第1の私的な領域と、その2の公共的な領域の二つの異なった空間の均衡が大切です。それは、家族との調和のとれた共同生活の中に自分の確固たるよりどころを見出していることが、公共的な生活における様々な状況をよりよく受け入れたり、乗り越えたりして豊かな成果をあげることにつながるからです。
ご家庭や同窓会・地域の方々と学校との望ましい連携を一層強めていきたいと考えております。

11月の生活目標   「進んで仕事をしよう」      生活指導部 
・ていねいに掃除をしよう。
・協力して給食の準備、片付けをしよう。
・係や委員会の仕事をしっかりしよう。
・自元気な返事と明るくあいさつをしよう。
 給食や掃除の当番活動は毎日の学校生活に欠かせません。友だちと協力して活動する係活動や委員会活動は子どもたちの心を豊かにします。一人一人が学級や学校で、大切な役割を果たしていることに気づかせ、喜んで仕事ができるよう指導していきます。また、今月は音楽会があります。一人一人が自分のパートをきちんと歌ったり、演奏したりすることにより、心をひとつにし美しい音楽を奏でる喜びを感じてほしいと思います。ひとつのことを全力でやり遂げることにより、次への、また他のことへのやる気も生まれてくると考えます。