仰げば尊し
校長 池谷 美佐子
平成19年度の終わりの月を迎えました。本年度も黒門教育に温かいご理解とご協力を賜りまして誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
児童は各学年の学習のまとめと進級に向けて心の準備を始めています。5年生は4月からの最高学年としての仕事を日々6年生から引き継ぎながら、心も行動も最高学年への準備をしている様子が伝わってきます。6年生は卒業に向けての一連の行事や準備を通して黒門小学校の児童としてのまとめの学習を積み重ねています。
さて、本年度は音楽会の年であったため児童の歌声がよく聞かれ、歌声の響く学校になりました。歌の歌詞とメロディに心が同調し、豊かな感性が醸成された一年間であったといえます。これを機に児童の歌声の響く黒門小学校でありたいと願っております。
ところで、卒業式に歌われる歌の一つである「仰げば尊し」は、学校という学びの場で卒業という別れを迎える心に実によく寄り添った歌だと聴く度毎に感じています。人間は一人では生きてはいけません。多くの方々に教えていただいたり、心の支えをいただいたりしています。また、出会った多くの仲間や友とかけがえのない時間を過ごしています。そのことへの心からの感謝と、別れという現実を受け入れていく時の心が、そのままこの歌の歌詞とメロディの中に涙と共に注がれていくように感じるからです。最近ではあまり聞かれなくなった二番の歌詞、「互いにむつみし、日ごろの恩。別るる後にも、やよ忘るな。身を立て名をあげ、やよはげめよ。今こそ別れめ、いざさらば。」。この歌詞の解釈を私は、「おたがいに友として仲良くしたり、喧嘩をしたりもしたけれど、そのことを通して真の友情を育めた。有り難いことだ。別れた後も友として決して忘れないでほしい。これから人として自立し、自分の大切な名前に誇りをもって生きていくために善く努力をしよう。とうとう今、別れの時が来てしまった。それでは、さようなら。」ととらえることができるように思っています。卒業していく児童の幸せを心から願っております。
平成20年度は、新学習指導要領の趣旨を生かした教育活動の推進を計画しています。それに伴い一週間の時間割や授業時間数を変更いたします。詳細は後日お知らせいたしますので、どうぞよろしくご理解とご協力の程をお願いいたします。