| あたりまえのこと |
| 副校長 関 登美雄 |
| 私は、小さな田舎町に育ちました。小学校のころは、夕ご飯を食べると、昼間の遊び疲れですぐに寝てしまう。そんな、生活を日々送っていました。おかげさまで朝、早く目が覚めてしまいお腹もすいて、朝ごはんをお代わりするのが日常的でした。 今、早寝、早起き、朝ごはんの大切さが叫ばれていますが、私が育った時代は、早寝、早起き、朝ごはんは、ごくあたり前でした。しかし、今は、世の中が変わってしまったのでしょうか。 あたり前のことがあたり前にできないのでしょうか。 現在、学校では、食育をはじめとして健康教育を充実させるよう努めています。子どもたちに「早寝、早起き、朝ごはん」を根づかせ、自分の体は自分で管理することの大切さを機会あるごとに説いています。そんな折り、養護教諭からこんな報告を受けました。『腹痛を訴える子・気分がすぐれない子・体がだるい子など数名、話を聞いてみると、共通して朝食を摂ってこなかった。』と、いうことでした。これは、単なる偶然の一致だったのでしょうか。朝食を摂らないで登校すると、体調不良を訴えるだけでなく、学習意欲や集中力などにも様々なかたちで影響が出てきます。このことは、睡眠時間にも大いに関係があります。 過日、興味深い資料を見ました。広島県教育委員会が実施した学力テストの基礎・基本調査の結果です。一般的に学力テストは、単に子どもの知識の量を問題にしているケースが多い中でこの調査は、子どもたちの生活習慣を調査しその成績とのかかわりを示したものでした。それはなんと、睡眠時間が短いとテストの得点がふるわず、睡眠時間がある程度保たれていると得点はよくなってくるのです。(ただし、過剰な睡眠時間はかえって学力低下を招く傾向は否めませんが)睡眠時間が学力に与える影響は大きいことがわかります。 こうしたことは、100マス計算で時の人となり、校長公募で公立小学校長になられたKさんも述べています。要するに【夜早く寝るのでその分、朝も早く起きられる。よって朝ごはんもおいしくたっぷり時間をかけて摂ることができる】ということです。広島県の学力データーとこのKさんが校長を務める小学校のデーターからも《勤務校の子が学力が高くなる条件をもっている》ということを誇らしげに語っていました。 食事と睡眠、子どもたちの学力に相関関係があることは確かですが、みなさんはいかがでしょうか。『早寝、早起き、朝ごはん』かわいい子どもたちのために、あたり前のことをあたり前に、基本的な生活習慣の確立と定着のためにご家庭のみなさんも是非ご協力をお願いいたします。 |
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