本にまつわる9つの短編を収めた小説集。 この作品ではまず「あとがきエッセイ」から読んでみる事をお薦めする。 幼い頃つまらないと思った本が、大人になって読んでみると非常に面白く感じる不思議さ。 本が好きで小説家になりたくて大学の文学部に入学したのに、クラスメイトの文学に関する 会話についていけずにショックを受けた事。知識なんかなくても好きな本と出会う事が大事なのだと、実感できる。
内藤内人、塾通いに追われる普通の中学生だ。 クラスメイトの竜王創也は頭脳明晰で、大企業・竜王グループの後継者でもある。 今までまともに話したこともなかったけれどある夜、塾の帰り道で創也を見かけた時から 退屈な生活ががらりと変わった。 2人だけの秘密の『砦』を拠点に冒険がはじまった。内人は手先の器用さと閃き、 創也は並外れた頭脳を使って謎の天才ゲームクリエイター栗井栄太を追いかける。
数世紀未来の地球は温暖化により北極の氷が溶け出し、いくともの都市が水没した。 世界は国際危機管理協定によって人工を調整され、ここ英国では遺伝子操作によって生まれた美形種(ヴィジョン) によって無選別種(スクロート)は支配されている。 スコットランドに住む少女ミラはある朝殺人事件を 目撃する。それは彼女の人生を一転させた。もう誰も信用できない。運命に導かれるように都市へと向かい、 衝撃の事実を知る。自分は何のために生まれてきたのか・・・
少女のために命をかけて葉っぱを描いた老人の物語「最後のひと葉」。 クリスマスのプレゼントを準備するために、お互いの一番大切な物を犠牲にしたジムとデラ夫妻の 「賢者の贈り物」。 あまりにも仕事が忙しくて、人生で一番大事な事を忘れてしまった 「株式仲買人のロマンス」。など、14編の短編小説集。 ユーモア精神にあふれ、優しい気持ちにさせられる事もあり短いにも関わらずどんでん返しの展開が待ち受けている。
いじめられっ子の少年バスチアンが古書店で見つけた不思議なあかがねの本。 名前は『はてしない物語』。どうしてもその本が気になってしまい、バスチアンは古書店から 本を持ち出し学校の物置の片隅で読み始めた。 物語の中の世界ファンタージェンでは、正体不明の『虚無』に侵され滅びる寸前であった。 世界を救うためにアトレーユは探索の旅に出る。ファンタージェンを救うためには、 人間界の子を呼ぶ必要があった。その子こそがバスチアンであったのだ。
上野公園の西郷隆盛像で知られる木彫家光雲の長男として生まれた光太郎は、 知人の紹介で長沼智恵子と結婚する。彼女も芸術家で、雑誌「青鞜(せいとう)」の表紙などを描いていた。 智恵子は結婚後故郷を遠く離れ、自身の芸術活動と光太郎との生活との板ばさみになり発病し、 ついには死に至る。智恵子の最期を描いた「レモン哀歌」や東京には本当の空が無いと言った あどけない話」など、光太郎の智恵子への痛切な愛情がつまった詩集である。
落書きが法律上罪になることをご存知でしょうか。借りたものを又貸(またが)ししたらどうなるのでしょう? 普段の生活で法律を気にすることはあまりないかも知れませんが、意外と身近なところにあったりします。 日常生活においてありそうな事例をもとに、その行為がなぜ罪になるのか、 罪の重さはどれくらいなのか…などを『刑事編』『民事編』にわけて解説する。
私達の身の回りにあるいろいろなもので科学実験をしてみませんか。 アルキメデスの原理や浮力、慣性など一見難しそうに見えますが、 実験に使う道具はとても身近なものです。ペットボトルで作る顕微鏡、 消える『味付けのり』、紙コップで作る2足歩行ロボットなど、 アイデアいっぱいの実験。その仕組みはどのようなものなのか。 不思議な現象を科学の原理をもとにわかりやすく解説する。
フリーエージェントという所属チームとの契約を解消し、他チームと自由に契約を結べる権利を得た松井秀喜。 彼はこのチャンスを手にし、名門ニューヨーク・ヤンキースへと移籍する。 今年9月には日米通算400号本塁打の記録を達成。 そんな彼も渡米当初は初体験の出来事が数多くあった。同じ国内でも時差がある事、 言葉が通じなくても優しく接してくれるチームメイト、「ルーキー・ラギング・デー(新人仮装祭りの日)」 では奇妙な格好をさせられたり。そんな移籍一年目の彼の生活を追った作品。
世界中で起きるいろいろな出来事。新聞を読むことによって得られる知識はたくさんありますが、 新聞記事に出てくる用語が難しいことがあります。 「よりよき理解のために」と設けられた毎日中学生新聞(MCN)の『ニュースの言葉』。 351字の中に「わかりやすさ」「ニュース性」をモットーにまとめられた時事用語やニュースのミニ解説欄である。この本は2003年から2005年はじめまでの『ニュースの言葉』の中から加筆訂正してまとめられた1冊。
美しい数学とは何か。350年にわたって数々の数学者たちが挑戦したが、誰も解けなかった 『フェルマー予想』。その証明を解いたアンドリュー・ワイルズはどのようにしてその難題を証明したのか 。数学者を脅(おびや)かす悪魔的な問題とは。 さまざまな数学者たちの話をまじえながら、『数学の美しさ』の謎を解き明かしてみませんか。
大航海時代を迎えた15〜16世紀、ヨーロッパの人々は初めて南半球の星空を目にした。 それまでの星座の形は全て、神話と結び付いたギリシャ星座が元になっていたのだが、 天文学者たちは次々と新しい星座を星図に加えていったのである。 1930年に世界中の天文学者たちが集まり、星座の数は88と決まった。 これが現在の星座である。この本では、ギリシャだけでなく世界中の様々な国の星座にまつわる物語も紹介している。