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台東区立書道博物館企画展

「 み ん な が 見 た い 優 品 展 パート8 」 展示一覧

平成23年 1月4日(火)〜3月6日(日)

昨年1年間、当館のアンケートでリクエストして頂いた作品を中心に展示しています。
 ※文章、画像の転載は固く禁じます!

≪ 以下詳細 ≫
中 村 不 折 記 念 館
【第1展示フロア− 1F】
大型展示ケース
1:臨顔真卿裴将軍詩軸 中村不折(1866〜1943)筆/ 大正7年(1918)
中村不折53歳の書。唐時代の大家・顔真卿の書として伝わる「裴将軍詩」を臨書し、健筆会展に出品した超大作。
2:行書四字「克己復礼」双幅 貫名菘翁(1778〜1863)筆/ 江戸・文久元年(1861)
“幕末の三筆”の1人・貫名菘翁の大作。“克己復礼”は、自分の欲を抑え、礼儀にかなった行動をとるという意味である。
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展示ケース
3:石門頌(旧拓) 後漢・建和2年(148)
不通となっていた褒斜道(現在の陝西省にあった要路の1つ)の修復に尽力した楊孟文の功績を刻んだ摩崖の拓本。
4:韓仁銘(明拓) 後漢・熹平4年(175)
優れた政治を行ったが、若くして没した韓仁の業績を称えるため、彼の上役が建てさせた石碑の拓本。
5:薦季直表 (151〜230)筆/ 三国(魏)・黄初2年(221)
三国時代、魏国の重臣として活躍し、また書に優れたと伝えられている鍾の書。魏文帝に季直の過去の功績を述べ、再び取り立てるよう奉る内容である。これは原本を写して石や木に刻み、拓本をとって冊子に仕立てた法帖(刻本)である。
6:蘭亭序 −潁井本− 王羲之(303?〜361?)筆/ 東晋・永和9年(353)
中国書法史上、“書聖”と仰がれる王羲之の代表作。王羲之が蘭亭(浙江省)で客人を招いて宴を催し、そこで詠まれた詩を集めて添えた序文の原稿である。真筆は存在しないが、法帖や摸写本によってその面影が伝えられている。この「蘭亭序」は、明時代に潁上という地の、ある井戸の底から出土した「蘭亭序 −潁井本−」を模刻したもの。
7:黄庭経 −潁井本− 王羲之 筆/東晋・永和12年(356)
王羲之の書として伝わる楷書作品の1つで、長寿を保つ秘訣を説く道教の経典『黄庭経』を書写した作品。「蘭亭序 −潁井本−」の原石には、反対面に「黄庭経」が刻まれていたという。これはその「黄庭経 −潁井本−」を模刻したもの。
8:興福寺断碑 王羲之 筆/ 唐・開元9年(721)
興福寺の僧・大雅が、王羲之の作品から字を集めて建てた石碑の拓本。明時代の出土時から上半分を失った断碑であるため「興福寺断碑」と呼ばれるが、名が“文”という人物の功績を称えた石碑である。
3:石門頌 8:興福寺断碑
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【第2展示フロア− 2F】
9:皇朝十二銭 飛鳥〜平安(8〜10世紀)
古代日本において、律令制度の下に鋳造された銅銭の総称。「本朝十二銭」とも呼ばれる。
10:「和同開珎」銭笵 飛鳥〜奈良(8世紀)
「皇朝十二銭」の1つ「和同開珎」の鋳型。山口県出土と伝えられている。
11:大聖武(手鑑「古今翰聚」所収) 伝 聖武天皇(701〜756)筆/奈良(8世紀頃)
聖武天皇の御筆と伝えられる、『賢愚因縁経』が書写された3行分。字粒が大きいことから“大聖武”と呼ばれる。
12:内膳司解申請公粮牒 奈良・天平17年(745)
内膳司(天皇の飲食物を調理、献上する役所)の役人たちが、日々の食料や物資を申請するために作成した書類。
13:臨楽毅論(「鄰蘇園帖」所収)               光明皇后(701〜760)筆/奈良・天平16年(744)
鄰蘇園帖:楊守敬(1839〜1915)編/
清〜民国(19〜20世紀)
王羲之「楽毅論」を光明皇后が臨書した作品。「鄰蘇園帖」は、明治時代の書家達に学書法を説き、多大な影響を与えた楊守敬が制作した集帖(時代・官職を問わず、歴代の名筆を集めて複製された法帖集)である。
14:伊都内親王願文(「鄰蘇園帖」所収) 伝 橘逸勢(?〜842)筆/平安・天長10年(833)
鄰蘇園帖:楊守敬 編/清〜民国(19〜20世紀)
“三筆”の1人・橘逸勢の書として伝わる作品。桓武天皇の皇女・伊都内親王が読経料を寄進する旨を記した文書である。
15:大般若経巻第八十一 伝 朝野魚養(奈良〜平安・8世紀頃)筆/奈良(8世紀頃)
奈良時代の書写と考えられている『大般若経』のうちの1巻。当時書に優れた朝野魚養の書として伝えられている。
16:戸隠切 藤原定信(1088〜1154〜?)筆/平安(11〜12世紀)
平安時代後期の官人であり、書き役としても活躍した藤原定信の書。『妙法蓮華経』が書写された3行分の断簡である。
17:空海請来目録 最澄(767〜822)筆/平安(9世紀)
天台宗の祖・最澄の書の法帖。空海が唐から持ち帰った経典や仏具などを記録した「請来目録」を写したものである。
18:秋萩帖 伝 小野道風(894〜966)筆/平安(9〜10世紀頃)
江戸・文化14年(1817)/文政13年(1830)再版
平安時代の代表的な草仮名(草書体の仮名)作品の1つ。これは江戸時代に作られた法帖の1つである。
19:古今和歌集巻第八 伝 紀貫之(?〜946) 筆/平安(11世紀頃)
江戸・天明7年(1787)
現存最古の『古今和歌集』の写本「高野切本古今和歌集」の8巻目。伊藤左千夫が不折夫人に贈ったものである。
20:朱印状 織田信長(1534〜1582)筆/戦国〜安土桃山(16世紀)
戦国〜安土桃山時代の武将・織田信長が沢与助という人物に宛てた書状。鷹狩りに使う鷹を返させるよう命じている。
21:草書詩冊 北島雪山(1636〜1697)筆/江戸(17世紀)
江戸時代中期に広く流行した唐様(中国風の書)の祖・北島雪山の書。五言絶句4首を草書で書いた冊子本である。
22:行書尺牘軸 荻生徂徠(1666〜1728)筆/江戸(17〜18世紀)

江戸時代中期の儒学者であり、書にも優れた荻生徂徠の手紙。墓碑制度に関する問いに答える内容である。

23:楷書「茶歌」軸 巻菱湖(1777〜1843)筆/江戸(18〜19世紀)

貫名菘翁、市河米庵とともに“幕末の三筆”と称される江戸時代後期の書家・巻菱湖が、「茶歌」を楷書で書いた作品。

24:書巻 良寛(1758〜1831)筆/江戸(18〜19世紀)
江戸時代後期の禅僧・良寛の書。和歌や書簡、そしてひらがなの音韻を書き付けた紙片をまとめた巻子本である。
18:秋萩帖 20:朱印状
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【特別展示室 2F】
25:百万塔 奈良・宝亀元年(770)
藤原仲麻呂の乱を平定した称徳天皇が、戦没者の供養と国家の平和を祈願して作らせた100万基の小塔の1つ。
26:百万塔陀羅尼経 奈良・宝亀元年(770)
百万塔の中に納められた『陀羅尼経』。制作年代が確実な世界最古の印刷物として知られている。
27:心経 伝 空海(774〜835)筆/平安・弘仁12年(821)
真言宗の祖であり、嵯峨天皇、橘逸勢とともに“三筆”と称される空海が書写したと伝えられている『般若心経』。
28:行書七言二句軸 徳川光圀(1628〜1700)筆/江戸(17世紀)
水戸藩第2代藩主であり、日本の歴史書『大日本史』の編纂を主導した徳川光圀の行書作品。
29:篆書七言二句軸 高芙蓉(1722〜1784)筆/江戸(18世紀)
中国の古印を深く学び、優れた篆刻作品を残して“印聖”と称される江戸時代中期の篆刻家・高芙蓉の篆書作品。
30:行書五字軸 井伊直弼(1815〜1860)筆/江戸(19世紀)
彦根(滋賀県)藩主を経て大老(老中の上に位置する臨時職)を務めた井伊直弼の行書作品。
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【中村不折記念室 2F】
企画展「みんなが見たい優品展 パート8」の会期中、中村不折記念室では、不折の作品とともに小説『坂の上の雲』の登場人物であり、不折と親交の深かった正岡子規、夏目漱石の作品も同時に展示しています。
子規居士尺牘 下(6通目) 正岡子規(1867〜1902)筆/明治31年(1898)

正岡子規が不折に宛てた手紙。『ホトトギス』の挿絵を依頼し、100号を迎える際にはご馳走することなどを伝えている。

正岡子規筆俳句歌留多 正岡子規 筆/明治(19〜20世紀)
子規が江戸〜明治時代に活躍した俳家による句を選んで書いたカルタ。
漱石居士書翰 下(2通目) 夏目漱石(1867〜1916)筆/明治39年(1906)
夏目漱石が不折に宛てた手紙。自身の短編集『漾虚集』の挿絵として描かれた不折の作品を賞賛し、礼を述べている。
≪ 中村不折 作品 ≫
【  書  】 「君が代」軸 / 御製「遠山雪」軸 / 草書七言二句額
【 絵 画 】 豊干寒山拾得図双幅 / 七福神嬉遊図 / 大黒天図軸 / 高砂初旭図軸
【 新聞挿絵 】 十二支帖
【 そ の 他 】 装幀(『ホトトギス』)/ 年賀状 /
『不折画集 第一』挿絵(海内無双美男子不折山人自惚之像)
●ギャラリートーク(展示解説)
日時 平成23年 1月30日(日)
第1回:10時〜  第2回:13時30分〜
定員 事前申込制で各回20名(希望者多数の場合は抽選)
申込方法 官製往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、年齢、希望日時を、「返信用表面」に郵便番号、住所、氏名を明記して下記までお申込下さい。
はがき1通につき1名の申込みとなります。聴講無料。ただし入館料は必要です。
申込先 〒110−0003 台東区根岸2−10−4
台東区立書道博物館 「ギャラリートーク」係まで
締切 第1回・第2回:平成23年 1月19日(水)必着
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