校長室より
「江戸しぐさ」
◆全校朝会の話から
◇毎年、江戸しぐさについて、全校朝会で話しています。台東区の講演会で越川さんの話を聞いて以来続いています。
◇「江戸しぐさ」とは、江戸の町の人が人とうまくつきあうためにしていたことです。
800以上あると言われています。江戸しぐさは、今でもこの町の人の中に生きています。
◇どんなことがあるのか、紹介しましょう。
最初は、「かさかしげ」です。雨の日に、狭い道で傘をさしながら人とすれ違う時に、どんな風にしますか。自分が濡れないようにかしげるのではなく、傘を相手も一緒に濡れてしまうかもしれないが、お互いさまだね、という具合にななめにすることを「かさかしげ」と言います。
◇もう一つ紹介しましょう。
「こぶしうかせ」ですて。電車やベンチで座るときに、こぶし一つずつ詰めれば、網一人座れるということです。
先週の日曜日、私は副校長先生やPTA会長さんたちと一緒に、PTAの元の役員の人たちのバス旅行に行きました。その時に、イルカのショーを見るために、長いベンチに座っていました。10人位でしょうか。係の人が一人でも多くの人が座れるようにと、右に詰めるように言いました。みんなで詰めたら、10人座っていたところに15人座れました。
人に言われた江戸しぐさでしたが、こんな座れるとは思っていませんでした。
◇私は、江戸しぐさというのは、次の二つの言葉なのではないかと思っています。
一つは、「お互い様(おたがいさま)」です。
この社会にはたくさんの人がいるんですよ、おたがいに気をつかいましょうね。ということです。
もう一つは、「お陰様(おかげさま)」です。
人は一人では生きていけません。色々な人にお世話になっているのですよ。ということです。
◇人は一人じゃない、人といっしょ人とうまくつきあいましょうと教えてくれるのが、「」江戸しぐさ」なのです。
◇もっと知りたい人は、校長室の前に、他の「江戸しぐさ」を紹介してあります。見て下さい。
7月14日 No.587