校長室より 

「人間至る所に青山有り」

◆来たれ東京へ、優秀な人材を求む

◇先日このコーナーで触れた大分の事件は、連日報道され、根の深さが疑われる状態になっています。ますます混迷の色を濃くしています。

◇前回も少し触れましたが、団塊の世代の大量退職時代を迎え、新人教員が不足しているのはごく一部の自治体で、多くは、大分のようにとても採用数が少なく、狭き門になっているのです。だからこのような問題が起こるとも言えます。東京は不足している代表格で、数千人単位でここ数年新しい教員を採用しています。各市区町村の新規採用の人数が、県単位の人数と同等かそれ以上なのですから、その差がわかります。

◇生まれた所で働きたい、地元に尽くしたいという気持ちは分かりますが、十数倍の狭き門なら、いっそのこと東京で教師をしませんか、と声をかけたいのです。東京には、私も含めて地方出身の教員がたくさんいます。東京生まれや東京の大学を出ていない人の方が多いくらいなのです。

◇聞くと、地方の教員はなかなか正規になれないので、非常勤で勤務して毎年試験を受けているそうです。非常勤とは言っても、正規の職員と全く同じ扱いで、担任をしたり、同じ事をしたりしているだそうです。ならばこそ、
「人間(じんかん)至る所に青山(せいざん)有り」
来たれ若者。倍率の低い東京で一緒に働きませんか、と声をかけたいのです。

7月15日 No.588