「第36回台東薪能」開催のお知らせ

「第36回台東薪能」


本日の台東薪能は、雨天のため、
会場が浅草公会堂へと変更となりましたので
ご注意ください。

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夏の伝統芸能行事「台東薪能」、7年ぶりに浅草寺境内にて開催!
下町・浅草の夜と漆黒の闇に炎が揺らめく幽玄な能舞台をお楽しみください。



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「第36回台東薪能」


 能は、舞踊と音楽を中心とした演劇の一つです。「地謡(コーラス隊)」と「囃子(笛や太鼓、大鼓、小鼓等の楽器隊)」の演奏と、登場人物の舞いに合わせて物語が進んでゆきます。このような形式は、ミュージカルやオペラに似ています。能の題材には、日本の古典文学をモチーフとしたものが多く、台詞も当時の表現方法のままです。
 劇中では、人物像を表すために、「能面」等の仮面を使用します。能面は、登場人物の主役や、物語の進行において重要な役者が付けるもので、老人、神仏、仙人、亡霊といった存在を表現する場合や、主役が若い女性や老女、少年を演じるときに使うこともあります。
 一方、狂言は庶民の目線に立った日常的なおかしみを切り取った喜劇(コメディ)が多いです。
 これら二つをあわせて「能楽」と呼び、能の公演では、同時に上演されるのが通常です。

 能楽は専用の「能舞台」で演能されます。主に、「本舞台」と、そこから揚幕(5色の幕)をつなぐ廊下のような役割の「橋掛かり」で構成されています。橋掛かりは、演者の登場・退場や劇中の舞台の一部としても用いられています。能舞台には、現代の劇場のように緞帳(舞台上と客席の仕切り幕)が存在しないため、登場時・退場時も含めて美しい所作が観賞できるところもみどころのひとつです。

 江戸幕府の庇護のもとにあった能楽は明治維新で大打撃を受けます。明治二年、徳川宗家とともに観世大夫も静岡に移りました。混乱のなか江戸に残って能楽を守った一人が初世梅若実です。慶應元年に厩橋の自宅に建てた小さな舞台が復興の拠点の一つになりました(のち篠山藩青山家の江戸中屋敷舞台を移築)。明治八年、上根岸にあった加賀前田家の屋敷に能舞台が作られました。後に染井に移築され長く親しまれます。現在は横浜能楽堂に移築されています。昭和十一年、東京藝術大学に邦楽科が設置され能楽も教科の一つになりました。
 能楽と台東区とのこうした深い縁があって台東薪能は生まれました。薪能は、本来は春の季語にもなっている神事です。現在は主として、野外の仮設舞台で夜間に篝火を焚いて行われる能の公演を指します。〝火入れ式〟が大きな呼び物ですが、台東薪能では新門の方たちによる木遣りで火が運ばれるのが他にはない特色です。台東区民が育てて来た薪能を、末永くご支援ください。(文=児玉信 台東薪能パンフレットより)
  • 台東薪能の様子
    ▲台東薪能の様子
  • 木遣りの様子
    ▲木遣りの様子

◆能 菊慈童 遊舞之楽
 周帝に仕えていた少年は、誤って帝の枕をまたいだ罪で酈県山の奥深くに流された。少年を憐れんだ帝は法華経の二句の偈を記した枕を与える。少年は帝の徳を心に刻み、偈を忘れないよう菊の葉に書きつけて日々読誦した。と、菊の葉に宿った露が滴り落ち、やがて霊水となって麓に下る。それを飲んだ人々は長寿を得た…こんな中国の伝説に基づく物語です。七百年後、霊水の源を探れという魏の文帝の命を受けて山奥を訪ねた廷臣の前に少年が現れ、舞を舞って永遠の寿命を捧げます。
 ちなみに、十月十八日に浅草寺で行われる「菊供養会」(〝菊のお守り〟授与)は、第十九世貫主奥田貫昭大僧正の法話「観世音菩薩と菊慈童」がきっかけで明治三十一年九月九日つまり重陽の節句の日に始まった行事です。

◆狂言 鬼瓦
 訴訟のため長々在京した遠国の大名は、勝訴して晴れて国へ帰ることになった。事が上手く運んだのも日頃信心する因幡堂薬師のお蔭と、太郎冠者を供に連れて御礼参りに出掛ける。この御堂と同じものを国にも作りたいと発願して伽藍を見回るうち、屋根の鬼瓦を見て泣きだした―。何故か?は見てのお楽しみ。

◆能 巴
 破竹の勢いで平家に代わって都に入り、旭将軍と讃えられた木曽義仲。しかし武運つたなく、末路哀れに琵琶湖畔粟津で討死します。ともに木曽で育った愛人巴御前は一騎当千の女武者として常に戦に同道し、勇名を馳せます。義仲の最期も看取りました。その巴御前の亡霊が粟津の古戦場に現れ、長い黒髪を振り乱し長刀で奮戦した様子と義仲との別れを語ります。

(文=児玉信 台東薪能パンフレットより)

日時 平成27年9月8日(火) 開場:午後5時/開演:午後5時45分
※午後3時30分より入場整理券配付
場所 金龍山浅草寺境内 住所:台東区浅草2-3-1
(雨天時:台東区立浅草公会堂 住所:台東区浅草1-38-6)
 雨天についてはこちら
演目
演目の解説   児玉 信
火入れ式 木遣り・まとい 新門鳶頭連中
菊慈童 遊舞之楽(きくじどう ゆうぶのがく) 坂 真太郎
狂言 鬼瓦(おにがわら) 山本泰太郎
(ともえ) 観世 喜正
入場券 5,000円(全席自由)
※未就学児のご入場はお断りいたします。
販売場所 平成27年7月15日(水)午前10時より発売!
  • チケットぴあ
     電話:0570-02-9999
     Pコード 443-770
     ※セブンイレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗でもご購入いただけます。
  • 東京文化会館チケットサービス
     住所:台東区上野公園5-45
     電話:03-5685-0650
  • 台東区立浅草公会堂
     住所:台東区浅草1-38-6
  • 台東区役所9階2番 にぎわい計画課
     住所:台東区東上野4-5-6
     営業:平日午前9時から午後5時まで
  • 公益財団法人 台東区芸術文化財団
     住所:【仮事務所】台東区北上野2-16-8 台東清掃事務所北上野分室3階
        【7月21日以降】台東区入谷1-2-11
     営業:平日午前9時から午後5時まで
後援 台東区/協力:金龍山浅草寺浅草花やしき
協力 すき焼き ちんやどぜう飯田屋天麩羅中清株式会社 宮本卯之助商店
主催 公益財団法人 台東区芸術文化財団

テーマ 詳解!! 今年の見どころ
日時 平成27年7月31日(金)
   午後6時30分から午後8時30分まで(予定)
会場 台東区生涯学習センター3階 301研修室
講師 観世流能楽師 坂真太郎氏
定員 80名 (申込多数の場合は抽選)
受講料 無料
応募締切 7月3日(金)必着
申込方法 〒110-0014
東京都台東区北上野2-16-8
台東清掃事務所北上野分室3階
公益財団法人 台東区芸術文化財団
「台東薪能 ワークショップ」担当 宛
問合せ 公益財団法人 台東区芸術文化財団 経営課事業係
   電話 03-5828-7591
   営業時間 平日午前9時から午後5時まで

対象 台東区に在住、在学の小中学生と保護者(1組2名まで)
招待者数 10組20名(申込多数の場合は抽選)
申込期間 7月3日(金)必着
申込方法 ハガキに「台東薪能親子招待」と明記し、(1)から(5)を記入のうえ下記申込先まで
(1)住所、(2)電話番号、(3)氏名(親子とも)、(4)学校名、(5)学年
申込先 〒110-0014
東京都台東区北上野2-16-8
台東清掃事務所北上野分室3階
公益財団法人 台東区芸術文化財団
「台東薪能 親子招待」担当 宛
問合せ 公益財団法人 台東区芸術文化財団 経営課事業係
   電話 03-5828-7591
   営業時間 平日午前9時から午後5時まで

【9月8日 午前10時更新】

雨天会場への変更 本日の台東薪能は、雨天のため、会場を浅草公会堂に変更して開催いたします。
座席指定券の配布 午後3時30分より浅草公会堂1階受付にて浅草公会堂座席指定券を配布します。座席は、お客様でお選びいただくことはできませんので、予めご了承ください。
会場へのご入場について 開場時刻は5時、開演時刻は午後5時45分となります。開演時間前は、大変混雑が予想されますので、お早めにお越しください。開場時間でのご入場の際は、危険回避のため整列入場にご協力いただきますようお願い申し上げます。
当日券のご購入について 当日券は午後1時より浅草公会堂1階受付にて販売いたします。

「第36回台東薪能」 会場案内

浅草公会堂

台東区浅草1-38-6

  • 地下鉄銀座線 浅草駅 1番・3番出口 より徒歩
  • 都営浅草線  浅草駅 A4出口 より徒歩
  • 私鉄東武鉄道浅草駅 北口 より徒歩
  • つくばエクスプレス 浅草駅 A1出口 より徒歩

※会場には駐車場がございません。お車は雷門地下駐車場等をご利用ください。


  • 未就学児のご入場はお断りいたします。
  • 開演中の写真撮影及び録音・録画は固くお断りいたします。
  • 本公演は屋外での開催となりますので、十分な水分補給や帽子を着用する等の熱中症対策、虫よけスプレーの使用や長袖の衣服を着用する等の虫さされ対策ほか健康管理を各自で行っていただきますようお願い申し上げます。

  • 第1回目(昭和55年)
    第1回目
    能  高砂  
    狂言 棒しばり
    能  船弁慶 
  • 第2回目(昭和56年)
    第2回目
    能  橋弁慶
    狂言 蚊相撲
    能  葵上 
  • 第3回目(昭和57年)
    第3回目
    能  隅田川
    狂言 蝸牛 
    能  猩々乱
  • 第4回目(昭和58年)
    第4回目
    能  羽衣  
    狂言 二人大名
    能  安達原 
  • 第5回目(昭和59年)
    第5回目
    能  鶴亀
    狂言 末広
    能  鉄輪
  • 第6回目(昭和60年)
    第6回目
    能  百万
    狂言 千鳥
    能  石橋
  • 第7回目(昭和61年)
    第7回目
    能  弱法師
    狂言 寝音曲
    能  船弁慶
  • 第8回目(昭和62年)
    第8回目
    能  小袖曽我
    狂言 萩大名 
    能  殺生石 
  • 第9回目(昭和63年)
    第9回目
    能  杜若 
    狂言 清水 
    能  土蜘蛛
  • 第10回目(平成元年)
    第10回目
    能  翁  
    狂言 末広 
    能  小鍛冶
  • 第11回目(平成2年)
    第11回目
    能  花月
    狂言 狐塚
    能  葵上
  • 第12回目(平成3年)
    第12回目
    能  田村 
    狂言 悪太郎
    能  巻絹 
  • 第13回目(平成4年)
    第13回目
    能  井筒 
    狂言 呼声 
    能  菊慈童
  • 第14回目(平成5年)
    第14回目
    能  清経
    狂言 神鳴
    能  葛城
  • 第15回目(平成6年)
    第15回目
    能  高砂  
    狂言 二人大名
    能  猩々乱 
  • 第16回目(平成7年)
    第16回目
    能  熊野 
    狂言 萩大名
    能  鵜飼 
  • 第17回目(平成8年)
    第17回目
    能  隅田川
    狂言 水掛聟
    能  融  
  • 第18回目(平成9年)
    第18回目
    能  弱法師
    狂言 蝸牛 
    能  紅葉狩
  • 第19回目(平成10年)
    第19回目
    能  松風 
    狂言 伊文字
    能  殺生石
  • 第20回目(平成11年)
    第20回目
    能  鶴亀 
    狂言 福の神
    能  葵上 
  • 第21回目(平成12年)
    第21回目
    能  巻絹 
    狂言 昆布売
    能  天鼓 
  • 第22回目(平成13年)
    第22回目
    能  俊寛
    狂言 貰聟
    能  杜若
  • 第23回目(平成14年)
    第23回目
    能  通小町
    狂言 素袍落
    能  三輪 
  • 第24回目(平成15年)
    第24回目
    能  経正 
    狂言 船渡聟
    能  安達原
  • 第25回目(平成16年)
    第25回目
    能  羽衣 
    狂言 二人袴
    能  猩々乱
  • 第26回目(平成17年)
    第26回目
    能  田村 
    狂言 樋の酒
    能  胡蝶 
  • 第27回目(平成18年)
    第27回目
    能  養老
    狂言 附子
    能  百萬
  • 第28回目(平成19年)
    第28回目
    能  清経
    狂言 泣尼
    能  鵜飼
  • 第29回目(平成20年)
    第29回目
    能  東北
    狂言 清水
    能  舎利
  • ※第30回目(平成21年)
    第30回目
    能   鶴亀 
    狂言  昆布売
    蝋燭能  葵上
  • ※第31回目(平成22年)
    第31回目
    能   弱法師
    狂言  地蔵舞
    蝋燭能 紅葉狩
  • ※第32回目(平成23年)
    第32回目
    能   橋辨慶
    狂言  土筆 
    蝋燭能 殺生石
  • ※第33回目(平成24年)
    第33回目
    能   巻絹 
    狂言  仏師 
    蝋燭能 船弁慶
  • ※第34回目(平成25年)
    第34回目
    能   小袖曽我
    狂言  蚊相撲 
    蝋燭能 安達原 
  • ※第35回目(平成26年)
    第35回目
    能   羽衣 
    狂言  蝸牛 
    蝋燭能 小鍛冶

※第30回目〜第35回目は浅草公会堂にて台東薪能「台東蝋燭能」として上演




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