漢字のなりたち ー古代文字の世界ー

台東区立書道博物館企画展 漢字の成り立ち
漢字のなりたちー古代文字の世界ー
大人向け展示    展示一覧
令和元年 9月25日(水)~12月15日(日)
現在のところ、最も古い漢字は、今から3500年ほど前、中国の殷時代で使われた甲骨文字と考えられています。亀の甲羅や動物の骨に刻まれた甲骨文字は、殷王朝での占いの記録でした。
今年は甲骨文字が発見されてから120年目にあたります。本展では、漢字がどのような変遷をたどって発達していったのかを解き明かします。


書道博物館バースデー

2019年 11月3日(日・祝)
この日にご来館のみなさまにバースデープレゼントを進呈いたします。

ギャラリートーク展示解説てんじかいせつ

(事前申込制)

日時 2019年10月6日(日)
④10:00~⑤13:30~
2019年11月10日(日)
⑥10:00~⑦13:30~
定員 会場が手狭なため、事前申込制で各回20名程度となります。
応募人数により、開始時間を調整させて頂く場合があります。ご了承下さい。
申込方法 往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・希望日時を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記して下記までお申込下さい。1通のはがきで1名・1回の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。
申込先 〒110-0003 台東区根岸2-10-4
台東区立書道博物館 ギャラリートーク係
締切 ④⑤2019年9月27日(金) 必着
⑥⑦2019年11月1日(金) 必着

ワークショップ「古代文字を書いてみよう!」

事前申込不要

場所 台東区立書道博物館 新館(中村不折記念館)2階 会議室
日時 2019年 10月6日(日)、11月10日(日)
上記の開館時間中随時行っていますが、16:15までに会議室にお入りください。
注意 事前申込は不要ですが、当日の観覧料のほかに参加費100円(材料費)が必要です。
※展示作品の字を少し練習して頂き、うちわか色紙に清書するワークショップです。


展示のご案内

展示のご案内

【殷時代】
  • ① 甲骨文字第一期 ―征伐―
  • ② 甲骨文字第一期 ―祭祀―
  • ③ 甲骨文字第一期 ―祭祀―
  • ④ 甲骨文字第一期 ―風雨・田猟―
  • ⑤ 彝器 ―古代中国の祭祀―
  • ⑥ 甲骨文字第二期~第五期
  • ⑦ 殷〜西周時代の金文
    【西周時代】-青銅器の銘文の世界-
  • ⑧ 前期
  • ⑨ 中期
  • ⑩ 後期
  • ⑪ 【春秋戦国時代】 -文字の広がり-
  • ⑫ 【秦時代】 ―文字の統一―
  • ⑬ 【漢時代】 ―隷書の発達―
  • ⑭ 【三国時代】
    ―行書・草書・楷書の発達―
  • ⑮ 南北朝時代 ―それぞれの楷書―
  • ⑯ 中村不折作品

施設の都合上、順路が複雑になっております。どうかご了承ください。


【第1展示フロア- 1F】
【展示ケース】
殷時代いんじだい ー甲骨文字こうこつもじ
征伐せいばつ
1 甲骨文字第一こうこつもじだいいっ牛肩甲骨ぎゅうけんこうこつ/(征伐) 殷・前13世紀
2 甲骨文字第一期・亀腹甲きふくこう(征伐) 殷・前13世紀
3 甲骨文字第一期・亀腹甲(征伐) 殷・前13世紀
4 甲骨文字第一期・牛肩甲骨(征伐) 殷・前13世紀
5 甲骨文字第一期・牛肩甲骨(征伐) 殷・前13世紀
6 甲骨文字第一期・牛肩甲骨(征伐) 殷・前13世紀
②③ 甲骨文字第一期 ー祭祀さいし
7 甲骨文字第一期・牛肩甲骨(祭祀) 殷・前13世紀
8 甲骨文字第一期・牛肩甲骨(祭祀) 殷・前13世紀
9 甲骨文字第一期・牛肩甲骨(祭祀) 殷・前13世紀
10 甲骨文字第一期・牛肩甲骨(祭祀) 殷・前13世紀
④甲骨文字第一期 ー風雨ふうう田猟でんりょう
11 甲骨文字第一期・亀腹甲(風雨) 殷・前13世紀
12 甲骨文字第一期・牛肩甲骨(風雨) 殷・前13世紀
13 甲骨文字第一期・亀腹甲(田猟) 殷・前13世紀
④甲骨文字第一期 ー風雨ふうう田猟でんりょう
11 甲骨文字第一期(風雨) 殷・前13世紀
12 甲骨文字第一期(風雨) 殷・前13世紀
13 甲骨文字第一期(田猟) 殷・前13世紀
【大型展示ケース】
彝器いき ー古代中国の祭祀ー
14 虢叔旅鐘銘かくしゅくりょしょうめい 西周・前8世紀
15 毛公鼎銘もうこうていめい 西周・前9~前8世紀
16 邢仁佞鐘銘けいじんねいしょうめい 西周・前9~前8世紀
【2F 第2展示フロア-】
甲骨文字こうこつもじ
17 甲骨文字第二期・亀腹甲(旬夕しゅんゆう) 殷・前12世紀
18 甲骨文字第二期・牛肩甲骨(旬夕) 殷・前12世紀
19 甲骨文字第三期・亀腹甲(風雨) 殷・前12世紀
20 甲骨文字第三期・牛肩甲骨(祭祀) 殷・前12世紀
21 甲骨文字第四期・牛肩甲骨(祭祀) 殷・前12世紀
22 甲骨文字第五期・亀腹甲(風雨) 殷・前11世紀
23 甲骨文字第五期・牛肩甲骨(往来) 殷・前11世紀
⑦殷~西周時代の金文
24 𢦚鼎銘かていめい 殷~西周・前11世紀頃
25 厚趠方鼎銘こうたくほうていめい 西周・前11世紀頃
西周時代せいしゅうじだい ー青銅器せいどうき銘文めいぶん世界せかい
西周時代前期せいしゅうじだいぜんき
26 婦𨷼卣ふひんゆう 西周・前10世紀頃
27 大盂鼎銘だいうていめい 西周・前11世紀頃
28 けん尊銘そんめい 西周・前11~前10世紀
29 彔𣪘銘ろくきめい 西周・前11~前10世紀
西周せいしゅう時代じだい中期ちゅうき
30 追𣪘ついき(がい) 西周・前9世紀
西周せいしゅう時代じだい後期こうき
31 曶鼎銘こつていめい 西周・前9世紀
32 散氏盤銘さんしばんめい 西周・前9~前8世紀
33 虢季子白盤銘かくきしはくばんめい 西周・前9~前8世紀
春秋しゅんじゅう戦国せんごく時代じだい
33 許子妝簠銘きょししょうほめい 春秋(許)・前8~前5世紀
33 陳純釜銘ちんじゅんふめい 戦国(斉)・前5~前3世紀
【2F 特別展示室】
秦時代しんじだい ー文字もじ統一とういつ
36 石鼓文せっこぶん 戦国(秦)・前5~前4世紀頃
37 秦詔版しんしょうばん 秦・前221
38 泰山刻石たいざんこくせき―165字本じぼん 秦・前219
39 泰山刻石たいざんこくせき―29字本じぼん 秦・前219
40 泰山刻石たいざんこくせき―10字本じぼん 秦・前219
41 琅邪台刻石ろうやだいこくせき 秦・前219
【2F 中村不折記念室手前~中村不折記念室】
漢時代かんじだい隷書れいしょ発達はったつ
42 開通褒斜道刻石かいつうほうやどうこくせき 後漢・永平9年(66)
43 三老諱字忌日記さんろうきじきじっき 後漢・永寿2年(156)
44 史晨碑ししんひ 後漢・建寧2年(169)
45 張遷碑ちょうせんひ 後漢・中平3年(186)
【2F 中村不折記念室】
三国志さんごくし行書ぎょうしょ草書そうしょ楷書かいしょ発達はったつ
46 宣示表せんじひょう 鍾繇しょうよう(151~230)筆/三国(魏)・黄初2年(221)
47 三体石経さんたいせきけい(第三石だいさんせき) 三国(魏)・正始期(240~248)
48 王基残碑おうきざんぴ 三国(魏)・景元2年(261)
49 天発神讖碑てんぱつしんしんひ 三国(呉)・天璽元年(276)
南北朝なんぼくちょう時代じだいーそれぞれの楷書ー
50 平復帖へいふくじょう 陸機りくき(261~303)筆/西晋・3~4世紀
51 快雪時晴帖かいせつじせいじょう 王羲之おうぎし(303~361)筆/東晋・4世紀
52 中秋帖ちゅうしゅう_じょう 王献之おうけんし(344~388)筆/東晋・4世紀
53 爨宝子碑さんぽうしひ 東晋・義熙元年(405)
54 牛橛造像記ぎゅうけつぞうぞうき 北魏・太和19年(495)
中村不折 なかむらふせつ作品さくひん
55 竹林七賢図軸ちくりんしちけんずじく 中村不折 なかむらふせつ(1866~1943)筆/大正~昭和・20世紀
56 論語里仁軸ろんごりじんじく 中村不折 筆/大正~昭和・20世紀
57 予譲裂衣図軸よじょうれついずじく 中村不折 筆/大正~昭和・20世紀
58 十二支帖じゅうにしじょう 中村不折 筆/明治~大正・19~20世紀

書道博物館本館(第1・3・4・5展示室)では、玉器・陶器・瓦当・石碑・墓誌銘・仏像・甲骨文・青銅器・璽印など、日本および中国書法史上特に重要な金石類に見られる文字資料を常設展示しています。ここでは主な展示作品をご紹介します。


【第1展示室 1F 】石碑・墓表・仏像など、大型の作品に見られる文字資料を展示しています。
石 碑 題額・本文・台座をそなえる石。この様式でないものを刻石あるいは碣と呼ぶ。
隆命刻石(前漢/前3~1世紀)
冢土断碑(後漢・光和年間/178~183)
石 経 儒教の経典を刻んだ石。
三体石経(第三石)(三国(魏)・正始年間/240~248)
三体石経(第五石)(三国(魏)・正始年間/240~248)
造像碑 仏像を彫刻した石碑。
高洛周等造像碑(北魏・正始元年/504)
功起君等造像碑(東魏・武定3年/545)
墓 表 埋葬した墳墓の目印として地表に建てた石。
呂憲墓表(五胡十六国(後秦)・弘始4年/402)
仏 像 故人の供養や来世の安穏などを祈願して作られた。第1展示室の仏像は大型のもの。
三尊仏石像(北魏・武泰元年/528)
阿弥陀仏坐像(唐・景雲2年/711)

【第3展示室 1F】漢~唐時代の建築資材や、墳墓の副葬品などに見られる文字資料を展示しています。
玉 器 古代中国において特に尊ばれた宝石。装飾品や印などが作られ、儀式などに用いられた。
(殷/前16~?前11世紀)
(漢/前3~3世紀)
鎮圭 琬圭 玉戚 玦 玉魚(以上 周(前12(前11?)~前3世紀)
陶 文 陶器の破片に見られる文字を陶文という。印が押されたものや、刻まれた文字が見られる。
土製の人形や馬、牛車などの模型。死後の世界で実体化し、死者を助けると信じられた。
牛車(漢/前3~3世紀)
婦人立像(唐/7~10世紀)
馬の塑像(唐/7~10世紀) など
仏 像 第3展示室の仏像は、死者と共に墳墓に埋葬されたため、小型に制作されている。
菩薩半跏像(東魏・武定2年/544)
七仏像(隋・義寧元年/617) など
鮑綦造塔記 (北魏・太平真君3年/442)
北魏時代最古の石刻資料。現存するのは台座のみ。
札や遊戯などに用いられた。一字ずつ文字が刻まれている。これは明時代のもの。
レンガに相当する。装飾的な文字や文様、画像などを施して建造物や墳墓の壁面などを飾った。
急就章塼(後漢)子供の文字学習用に作られた文章『急就章』の冒頭が見られる貴重な資料。
永元塼(後漢・永元6年/94)
永寧塼(後漢・永寧元年/120) など
瓦当文 建物の屋根の軒先にある筒瓦の先端部分。ここに縁起の良い語句や紋様が装飾的に施されている。
饕餮文瓦当(春秋戦国)
瓦当「万歳冢当」(後漢)
瓦当「長楽未央」(後漢) など
熹平石経残石 (漢・熹平年間/172~178)
儒教の経典を刻んだ石碑の作例としては最古。
墓 誌 故人の役職や業績などを刻み、棺とともに墓中に埋めた石・塼。
司馬昇墓誌銘(東魏・天平2年/535)
劉浩墓誌銘(唐) など

【第4展示室 2F】古代中国で制作された青銅器に見られる文字資料などを展示しています。
甲骨文 現存最古の漢字資料。殷時代後期に行われた、亀の腹甲や牛の肩胛骨を用いた占いの記録。
青銅器 青銅で作られた古代中国の祭器。形によって名称は異なる。これらに見られる文字を金文という。
煮炊き用の器。 𣪘穀物を盛る器。
楽器。 水を受ける器。
酒を温めて注ぐ器。 酒を入れる器。
酒や水を入れる器。
武 器 実戦や祭祀で使用。
【重要美術品】(秦/前3世紀頃) など

【第5展示室 2F】鏡鑑、陶瓶、璽印、文房具、日本の文字資料などを展示しています。
墓 券 墓地を購入した権利書。細長い鉛の金属板に刻んだものや、肉筆のものがある。
延熹四年墓券(漢/前3~3世紀)
光和元年墓券(漢/前3~3世紀) など
板 碑 死者の供養、追善などの目的で建てられた塔婆(石塔)の一つ。板状であることからこの名がある。
陶 瓶 土製の甕。漆による肉筆の文字が見られる。古代の日常的な文字の姿を示す重要な資料。
熹平元年十二月瓶(後漢・熹平元年/172)
【重要美術品】永寿二年三月瓶(後漢・永寿2年/1569) など
鏡 鑑 鏡として、そして祭祀にも使用された。表面の装飾や文字に時代ごとの特徴がみられる。
【重要美術品】神獣鏡(三国(呉)・建興年間/252~253)
【重要美術品】獣首鏡(三国(魏)・甘露5年/260) など
璽 印 官印(役所用)と、私印(個人用)の印章。明時代からは印をほる篆刻芸術が盛んになる。
文房四宝の一つ。煤と膠(動物性たんぱく質)を練って型入れし、乾燥させたもの。
古墨 李文奎製(北宋・宣和年間/1119~1125)
青紫墨 程君房製(明・天啓元年/1621) など
文房四宝の一つで、墨をする道具。陶製のものや、石製のものがある。
陶硯(漢/前3~3世紀)
古温州石硯(唐/7~10世紀)
蘭亭硯(宋/10~13世紀) など
経 筒 経巻を収納し、地中に埋めて供養するための容器。材質は銅、陶製などがある。
柄香爐 僧が手に持って献香するためのもの。
上部二つの穴にひもを通して吊るし、打ち鳴らす仏具。鉄製や銅製が多い。
鰐 口 祈願のために鳴らす道具。鰐の口に似ているため、この名称がある。


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