中村不折 生誕150年記念展(第1期)【終了しました】

台東区立書道博物館企画展 中村不折 生誕150年記念展
中村不折 生誕150年記念展
[前編] 不折作品を中心に
平成28年6月10日(金) ~ 平成28年9月4日(日)
第1期:平成28年6月10日(金)~7月31日(日)
第2期:平成28年8月2日(火)~9月4日(日)
 本展は中村不折なかむらふせつの生誕150年を記念し、前編では不折の画家・書家としての多彩な芸術の世界に迫ります。
 不折は若い頃、小山正太郎こやましょうたろう浅井忠あさいちゅうに師事して西洋画の基礎を学び、フランス留学中はジャン=ポール・ローランスに就いてアカデミックな油彩画を習得しました。帰国後は洋画家として文展(現在の日展)の審査員などをつとめます。文学界との交流も深く、夏目漱石なつめそうせき『吾輩ハ猫デアル』の挿絵をはじめ、多くの雑誌の表紙デザインや挿絵を手がけました。書家としては、デビュー作である『龍眠帖りゅうみんじょう』の斬新さが注目され、のちに中村屋なかむらやの看板や商品のロゴなどを依頼されるようになりました。

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【1F 第1展示フロア- / 大型展示ケース】
番号 作品名 作者 成立年代 所蔵機関
1 臨顔真卿裴将軍詩軸りんがんしんけいはいしょうぐんしじく 中村不折(1866~1943) 大正7年(1918) 台東区立書道博物館
2 西宮酒造株式会社長にしのみやしゅぞうかぶしきがいしゃちょう
伊藤君紀徳碑稿軸いとうくんきとくひこうじく
中村不折 大正7年(1918) 台東区立書道博物館
3 西宮酒造株式会社長
伊藤君紀徳碑
中村不折 大正7年(1918) 台東区立書道博物館
4 座右銘ざゆうめい 中村不折 昭和10年(1935) 台東区立書道博物館

【展示ケース】
不同舎ふどうしゃにて ―道路山水どうろさんすい

 明治21年に上京した不折が不同舎ふどうしゃの塾生として学んでいた頃の鉛筆画。画面の中央に遠近法を強調した道路を描き、その両側に建物や樹木を描く。この構図は“道路山水どうろさんすい”と呼ばれた。

5 東京芝愛宕山遠景とうきょうしばあたごやまえんけい 中村不折 明治20年代(19世紀) 台東区立書道博物館
6 吉祥寺村農家きちじょうじむらのうか 中村不折 明治20年代(19世紀) 台東区立書道博物館
7 一日市場村ひといちばむら 中村不折 明治20年代(19世紀) 台東区立書道博物館
8 築地つきじ 中村不折 明治20年代(19世紀) 台東区立書道博物館
9 巣鴨すがも 中村不折 明治20年代(19世紀) 台東区立書道博物館
10 千駄木せんだぎ 中村不折 明治20年代(19世紀) 台東区立書道博物館

水彩画すいさいがから油彩画ゆさいが

 不同舎では、小山正太郎・浅井忠・本多錦吉郎ほんだきんきちろうらの指導を受けて腕を磨いた。鉛筆画の十分な練習のあとに水彩画、そして油彩画へと進んでいった。

11 祖父そふぞう 中村不折 明治26年(1893)頃 台東区立書道博物館
12 ランプ写生しゃせい 中村不折 明治20年代(19世紀) 台東区立書道博物館
13 朝顔あさがお少女しょうじょ 中村不折 明治20年代(19世紀) 台東区立書道博物館
14 祖父像 中村不折 明治26年(1893) 個人

【2F 第2展示フロア-】
正岡子規との出会い、日清戦争の従軍記者として

 不折は明治27年に正岡子規まさおかしきと知り合い、新聞挿絵を任された。翌年にはともに日清戦争にっしんせんそうの従軍記者として渡清する。しかしすでに休戦となっていたため、不折は約4か月間、現地の文化を見て回り、書に興味を持ったという。

15 従征画稿じゅうせいがこう 浅井忠(1856~1907) 明治28年(1895) 台東区立書道博物館
16 子規居士尺牘しきこじせきとく 上(1通目) 正岡子規(1867~1902) 明治28年(1895) 台東区立書道博物館
17 中国風景 大連湾柳樹屯ちゅうごくふうけい だいれんわんりゅうじゅとん 中村不折 明治28年(1895) 台東区立書道博物館
18 遼左画稿乙集りょうさがこうおつしゅう 中村不折 明治28年(1895) 台東区立書道博物館
19 正岡子規像 中村不折 大正~昭和(20世紀) 台東区立書道博物館

不折と各界著名人

 正岡子規と出会って以降、不折は晩年まで多くの芸術家や文豪たちと交流した。その様子は不折との間で交わされた書簡からうかがうことができる。

20 堀場立太郎宛書簡ほりばたつたろうあてしょかん 小山正太郎こやましょうたろう(1857~1916) 明治29年(1898) 台東区立書道博物館
21 中村不折宛書簡 陸羯南くがかつなん(1857~1907) 明治33年(1900) 台東区立書道博物館
22 中村不折宛書簡 浅井忠 明治38年(1905) 台東区立書道博物館
23 中村不折宛書簡 新海竹太郎しんかいたけたろう(1868~1927) 明治44年(1911) 台東区立書道博物館
24 述志之詩じゅつしのし 森鷗外もりおうがい(1862~1922) 大正4年(1915)頃 台東区立書道博物館
25 不折山人丙辰潑墨ふせつさんじんへいしんはつぼく第二集序文 森鷗外 大正5年(1916)頃 台東区立書道博物館
26 『不折山人丙辰潑墨第二集』 大正5年(1916) 台東区立書道博物館
27 堀越秀像銘ほりこしひでしぞうめい 中村不折 大正7年(1918) 台東区立書道博物館
28 自筆俳句じひつはいく 河東碧梧桐かわひがしへきごとう(1873~1937) 大正(20世紀) 台東区立書道博物館
29 中村不折宛書簡 犬養毅いぬかいつよし(1855~1932) 大正~昭和(20世紀) 台東区立書道博物館

中村屋

 中村屋(現・株式会社 中村屋)は、相馬愛蔵そうまあいぞう黒光こっこう夫妻によって明治34年12月30日に開業した。その看板の書を揮毫したのが不折であった。夫妻は、東京在住の同じ長野県人であった不折の名声を知り、不折の自宅を訪ねて教示を受け、店舗を構えるにあたって看板揮毫を依頼したという。不折は中村屋に集う芸術家たちとも交流した。

30 中村不折宛葉書 荻原碌山おぎわらろくざん(1876~1910) 明治43年(1910) 台東区立書道博物館
31 中村不折宛葉書 中村彝なかむらつね(1880~1924) 明治44年(1911) 台東区立書道博物館
32 中村不折宛葉書 相馬愛蔵そうむあいぞう(1870~1954) 明治~昭和(19~20世紀) 台東区立書道博物館

不折のブックデザイン

 不折は子規と出会って以降、多くの文豪たちと交流し、彼らが発行する文学雑誌や単行本の装幀、挿絵を担当するようになった。不折は締め切りを守る性格であったため、出版社も信頼して仕事を任せたという。

33 落梅集らくばいしゅう 中村不折 明治34年(1901) 台東区立書道博物館
34 野菊のぎくはか 中村不折 明治39年(1906) 台東区立書道博物館
35 漾虚集ようきょしゅう 中村不折 明治39年(1906) 台東区立書道博物館
36 馬酔木あしび 中村不折 明治39年(1906) 台東区立書道博物館

【2F 特別展示室】フランス留学

 不折は明治34~38年にかけてフランスに留学した。その資金は挿絵の仕事などをこなすことで捻出された。

アカデミー・ジュリアンにて -デッサン-

 不折ははじめラファエル・コランの画塾で学んだが、のちにジャン=ポール・ローランスの画塾に転じた。人体の部分的なデッサンから学び直し、全身のデッサンを経て油彩画へと進んだ。

37 裸体習作らたいしゅうさく 中村不折 1901年(明治34年)頃 台東区立書道博物館
38 裸体習作 中村不折 1902年(明治35年)頃 台東区立書道博物館
39 裸体習作 中村不折 1902年(明治35年)頃 台東区立書道博物館
40 裸体習作 中村不折 1902年(明治35年)頃 台東区立書道博物館
41 裸体習作 中村不折 1902年(明治35年)頃 台東区立書道博物館
42 裸体習作 中村不折 1902年(明治35年)頃 台東区立書道博物館

アカデミー・ジュリアンにて -油彩画-

 不折は1903年(明治36年)初頭に油彩画に進み、さらに人体の研究を深めた。その後取り組んだのは、当時油彩画の最終目標とされた“群像による歴史画”であった。

43 裸婦頭胸像らふとうきょうぞう 中村不折 1903~1905年(明治36~38年) 台東区立書道博物館
44 男子立像だんしりつぞう 中村不折 1903~1905年(明治36~38年) 台東区立書道博物館
45 男子立像 中村不折 1903~1905年(明治36~38年) 台東区立書道博物館
46 裸婦立像 中村不折 1903~1905年(明治36~38年) 台東区立書道博物館

留学中の不折

 不折は、フランスにおいても美術資料の収集に努めた。なかにはローランスの親友ロダンのデッサンもある。

47 中村まさ宛葉書 中村不折 1901年(明治34年) 台東区立書道博物館
48 欧行画報おうこうがほう 中村不折 1901~1905年
(明治34~38年)
台東区立書道博物館
49 裸婦デッサン オーギュスト・ロダン(1840~1917) 1904年 台東区立書道博物館
50 中村郡治宛書簡なかむらぐんじあてしょかん 中村不折 1904年(明治37年) 個人
51 風景ふうけい 中村不折 1901~1905年
(明治34~38年)
台東区立書道博物館
52 婦人像ふじんぞう 中村不折 1901~1905年
(明治34~38年)
台東区立書道博物館
53 不法ふほうきみ ジャン=ポール・ローランス(1838~1921) 19~20世紀 台東区立書道博物館

【2F 中村不折記念室】
画家 中村不折

 帰国後の不折は画家・書家として精力的に活動した。太平洋画会展・文展・帝展に作品を発表し、大正8年(1919)には帝国美術院会員となる。日本画では中国故事を題材とした作品が多い。大正初期には毎年のように画集が発刊され、長野などでは不折作品の頒布会も開かれた。その潤筆料が書道資料の購入や博物館建設の資金となった。

54 芝増上寺山門しばぞうじょうじさんもん 中村不折 明治23年(1890) 株式会社中村屋
55 山水図軸さんすいずじく 中村不折 大正~昭和(20世紀) 株式会社中村屋
56 始制文字しせいもじ」の下図したず 中村不折 大正13年(1924)頃 株式会社中村屋
57 富岳ふがく不動如ふどうじょじく 杉浦重剛すぎうらじゅうごう(1855~1924) 書
中村不折 画
大正~昭和(20世紀) 株式会社中村屋

書家・中村不折

 不折の書は『龍眠帖』に見られる通り、「中嶽嵩高霊廟碑ちゅうがくすうこうれいびょうひ」や「広武将軍碑こうぶしょうぐんひ」など、荒削りで素朴な書を好んで学び、独自の筆法による“不折流”を確立した。各書体に優れ、石碑の書や揮毫帖きごうじょうなども頻繁に手掛けている。

58 魏碑ぎひ 十四品じゅうしほん 北魏(5~6世紀) 台東区立書道博物館
59 頭上則是青天ずじょうそくぜせいてんじく 中村不折 明治20年(1887) 株式会社中村屋
60 龍眠帖りゅうみんじょう 中村不折 明治41年(1908) 台東区立書道博物館
61 楷書千字文かいしょせんじもん 中村不折 大正8年(1919) 台東区立書道博物館
62 草書八言二句軸そうしょはちごんにくじく 中村不折 大正~昭和(20世紀) 台東区立書道博物館
63 上原先生懐徳碑うえはらせんせいかいとくひ 中村不折 大正元年(1912) 台東区立書道博物館
64 蘭亭序らんていじょ 中村不折 大正元年(1912) 台東区立書道博物館
65 白鳥先生碑しらとりせんせいひ 中村不折 昭和2年(1927) 台東区立書道博物館
66 きみじく 中村不折 昭和3年(1928) 台東区立書道博物館
67 岸勝弥宛葉書きしかつやあてはがき 中村不折 昭和5年(1930) 台東区立書道博物館
68 伊藤先生碑稿軸いとうせんせいひこうじく 中村不折 昭和7年(1932) 台東区立書道博物館
69 隷書李白五言律詩れいしょりはくごごんりっし戯贈鄭溧陽ぎぞうていりつようじく 中村不折 昭和10年(1935) 台東区立書道博物館
70 草書七言絶句軸そうしょしちごんぜっくじく 中村不折 昭和18年(1943) 台東区立書道博物館
71 皇軍慰問葉書こうぐんいもんはがき 中村不折 昭和18年(1943) 台東区立書道博物館

新聞挿絵・画集・自用印

 正岡子規に依頼されて以降、新聞挿絵は不折のライフワークとなった。「十二支帖」はその代表作である。

72 不折画集ふせつがしゅう 中村不折 明治43年(1910) 台東区立書道博物館
73 十二支帖じゅうにしじょう 中村不折 明治39年~大正10年
(1906~1921)
台東区立書道博物館
74 環山かんざん 銭厓せんがい(1897~1967) 昭和(20世紀) 台東区立書道博物館

ギャラリートーク
日時 【ギャラリートーク】
平成28年6月19日(日) ①10:00~ ②13:30~

【中村不折バースデーギャラリートーク】
平成28年7月10日(日) ③10:00~ ④13:30~
(上記①~④のいずれかを選択してください)

7月10日の中村不折バースデーに来館された方全員にプレゼントを贈呈いたします。
定員 会場が手狭なため、事前申込制で各回20名程度となります。
応募人数により、開始時間を調整させて頂く場合があります。ご了承下さい。
申込方法  往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、年齢、希望日時を、「返信用表面」に郵便番号、住所、氏名を明記して下記までお申込下さい。
 はがき1通につき1名・1回の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。
申込先 〒110-0003 台東区根岸2-10-4
台東区立書道博物館 ギャラリートーク係
締切 ① ②平成28年6月8日(水) 必着
③ ④平成28年6月29日(水) 必着

キッズセミナー「根岸の偉人 中村不折を知ろう!」
日時 平成28年8月7日(日) 11:00~
定員 会場が手狭なため、事前申込制で各回20名程度となります。
応募人数により、開始時間を調整させて頂く場合があります。ご了承下さい。
申込方法  往復はがきの「往信用裏面」に、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、年齢、希望日時を、「返信用表面」に郵便番号、住所、氏名を明記して下記までお申込下さい。
 はがき1通につき1名・1回の申込となります。聴講無料。ただし当日の観覧料が必要です。
申込先 〒110-0003 台東区根岸2-10-4
台東区立書道博物館 キッズセミナー係
締切 7月27日(水) 必着

ワークショップ「不折・子規・漱石・鷗外に挑戦!」
場所 台東区立書道博物館 新館(中村不折記念館)2階 会議室
日時 平成28年6月19日(日)
平成28年7月10日(日)
上記の開館時間中随時行っていますが、16:15までに会議室にお入りください。
注意 事前申込は不要です。当日の観覧料のほか、参加費100円(材料費)が必要です。

書道博物館本館(第1・3・4・5展示室)では、玉器・陶器・瓦当・石碑・墓誌銘・仏像・甲骨文・青銅器・璽印など、日本および中国書法史上特に重要な金石類に見られる文字資料を常設展示しています。ここでは主な展示作品をご紹介します。


【第1展示室 1F 】石碑・墓表・仏像など、大型の作品に見られる文字資料を展示しています。
石 碑 題額・本文・台座をそなえる石。この様式でないものを刻石あるいは碣と呼ぶ。
隆命刻石(前漢/前3~1世紀)
冢土断碑(後漢・光和年間/178~183)
石 経 儒教の経典を刻んだ石。
三体石経(第三石)(三国(魏)・正始年間/240~248)
三体石経(第五石)(三国(魏)・正始年間/240~248)
造像碑 仏像を彫刻した石碑。
高洛周等造像碑(北魏・正始元年/504)
功起君等造像碑(東魏・武定3年/545)
墓 表 埋葬した墳墓の目印として地表に建てた石。
呂憲墓表(五胡十六国(後秦)・弘始4年/402)
仏 像 故人の供養や来世の安穏などを祈願して作られた。第1展示室の仏像は大型のもの。
三尊仏石像(北魏・武泰元年/528)
阿弥陀仏坐像(唐・景雲2年/711)

【第3展示室 1F】漢~唐時代の建築資材や、墳墓の副葬品などに見られる文字資料を展示しています。
玉 器 古代中国において特に尊ばれた宝石。装飾品や印などが作られ、儀式などに用いられた。
(殷/前16~?前11世紀)
(漢/前3~3世紀)
鎮圭 琬圭 玉戚 玦 玉魚(以上 周(前12(前11?)~前3世紀)
陶 文 陶器の破片に見られる文字を陶文という。印が押されたものや、刻まれた文字が見られる。
土製の人形や馬、牛車などの模型。死後の世界で実体化し、死者を助けると信じられた。
牛車(漢/前3~3世紀)
婦人立像(唐/7~10世紀)
馬の塑像(唐/7~10世紀) など
仏 像 第3展示室の仏像は、死者と共に墳墓に埋葬されたため、小型に制作されている。
菩薩半跏像(東魏・武定2年/544)
七仏像(隋・義寧元年/617) など
鮑綦造塔記 (北魏・太平真君3年/442)
北魏時代最古の石刻資料。現存するのは台座のみ。
札や遊戯などに用いられた。一字ずつ文字が刻まれている。これは明時代のもの。
レンガに相当する。装飾的な文字や文様、画像などを施して建造物や墳墓の壁面などを飾った。
急就章塼(後漢)子供の文字学習用に作られた文章『急就章』の冒頭が見られる貴重な資料。
永元塼(後漢・永元6年/94)
永寧塼(後漢・永寧元年/120) など
瓦当文 建物の屋根の軒先にある筒瓦の先端部分。ここに縁起の良い語句や紋様が装飾的に施されている。
饕餮文瓦当(春秋戦国)
瓦当「万歳冢当」(後漢)
瓦当「長楽未央」(後漢) など
熹平石経残石 (漢・熹平年間/172~178)
儒教の経典を刻んだ石碑の作例としては最古。
墓 誌 故人の役職や業績などを刻み、棺とともに墓中に埋めた石・塼。
司馬昇墓誌銘(東魏・天平2年/535)
劉浩墓誌銘(唐) など

【第4展示室 2F】古代中国で制作された青銅器に見られる文字資料などを展示しています。
青銅器 青銅で作られた古代中国の祭器。形によって名称は異なる。これらに見られる文字を金文という。
煮炊き用の器。 ?穀物を盛る器。
楽器。 水を受ける器。
酒を温めて注ぐ器。 酒を入れる器。
酒や水を入れる器。
武 器 実戦や祭祀で使用。
【重要美術品】(秦/前3世紀頃) など
墓 券 墓地を購入した権利書。細長い鉛の金属板に刻んだものや、肉筆のものがある。
延熹四年墓券(漢/前3~3世紀)
光和元年墓券(漢/前3~3世紀) など
板 碑 死者の供養、追善などの目的で建てられた塔婆(石塔)の一つ。板状であることからこの名がある。

【第5展示室 2F】甲骨文、鏡鑑、陶瓶、璽印、文房具、日本の文字資料などを展示しています。
甲骨文 現存最古の漢字資料。殷時代後期に行われた、亀の腹甲や牛の肩胛骨を用いた占いの記録。
陶 瓶 土製の甕。漆による肉筆の文字が見られる。古代の日常的な文字の姿を示す重要な資料。
熹平元年十二月瓶(後漢・熹平元年/172)
【重要美術品】永寿二年三月瓶(後漢・永寿2年/1569) など
鏡 鑑 鏡として、そして祭祀にも使用された。表面の装飾や文字に時代ごとの特徴がみられる。
【重要美術品】神獣鏡(三国(呉)・建興年間/252~253)
【重要美術品】獣首鏡(三国(魏)・甘露5年/260) など
璽 印 官印(役所用)と、私印(個人用)の印章。明時代からは印をほる篆刻芸術が盛んになる。
文房四宝の一つ。煤と膠(動物性たんぱく質)を練って型入れし、乾燥させたもの。
古墨 李文奎製(北宋・宣和年間/1119~1125)
青紫墨 程君房製(明・天啓元年/1621) など
文房四宝の一つで、墨をする道具。陶製のものや、石製のものがある。
陶硯(漢/前3~3世紀)
古温州石硯(唐/7~10世紀)
蘭亭硯(宋/10~13世紀) など
経 筒 経巻を収納し、地中に埋めて供養するための容器。材質は銅、陶製などがある。
柄香爐 僧が手に持って献香するためのもの。
上部二つの穴にひもを通して吊るし、打ち鳴らす仏具。鉄製や銅製が多い。
鰐 口 祈願のために鳴らす道具。鰐の口に似ているため、この名称がある。


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